今回は、pyenvを利用してMac MontereyにPython2をインストールするメモとなります。
尚、Homebrewを導入済み前提でのメモとなります。
Homebrewについては、以下などを参考に頂ければと思います。
pyenv 注意点
Python3.6よりpyvenvの利用は非推奨となり、
Python3.6からはvenvが推奨されているようです。
https://docs.python.org/ja/3/library/venv.html#creating-virtual-environments
自分の環境にpyenvを導入した後に、
こちらのメモを残す際に、色々調べていてこの事を知りましたが、
特に問題が起きていませんので、私はそのままpyenvを利用しています。
しかし、Pythonのバージョン管理ツールは色々なものがありますので、
なるべく更新されている物を利用した方が良いと思います。
(pyenvは、2022/5現時点では更新自体は行われています)
ご利用は自己責任でお願い致します。
環境
- macOS:Monterey 12.3.1
- Homebrew:3.4.1
- pyenv:2.2.5
pyenv インストール
以下のコマンドを実行します。
brew install pyenv
インストールを行ったら、環境変数に追加を行います。
以下は例です。
echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.zshrc
尚、Homebrewでpyenvをインストールすると、警告が発生する場合があります。
その場合には、設定ファイルに以下を追記します。
alias brew='env PATH="${PATH//$(pyenv root)\/shims:/}" brew'
設定ファイルの修正を行ったら、以下などで再読み込みを行います。
source ~/.zshrc
Python 2.7 インストール
pyenvをインストールしたら、まずインストール可能なpythonのバージョンを確認します。
pyenv install --list
今回は、リストの中でも2.7の最新の2.7.18を入れてみました。
インストールは、以下の要領で行います。
pyenv install バージョン名
pyenv install 2.7.18
インストールしたら、インストールしたPythonのバージョンを適用する必要があります。
端末全体で適用する場合、以下の要領で設定します。
pyenv global バージョン番号
pyenv global 2.7.18
特定のディレクトリのみ適用したい場合には、以下の要領で設定します。
pyenv local バージョン番号
pyenv local 2.7.18
今回のメモは以上となります。
尚、今回私がpyenvを利用してPython2.7をインストールしたのは、以下が要因となります。
Mac Monterey12
https://developer.apple.com/documentation/macos-release-notes/macos-12_3-release-notes
Mac Monterey12.3より、今までデフォルトインストールされていたPython2.7が除外されるようになりました。
これにより、Python2.7を利用しているツールに影響が出ます。
私の場合、VirtualBoxとVagrantを利用してて、
vagrant upしようとしたら、Python2.7が入っていない為、エラーとなりました。
意外とPython2.7で動いているものもあるんだなぁと再認識させられ、
バージョン問題はいつになっても厄介だなぁと思いました。