今回は、PHPの設定ファイルである、
php.iniのファイル場所の確認方法をメモしておきたいと思います。
確認方法は、いくつかありますが、こちらのメモでは、以下の方法についてメモしておきます。
- コマンドラインから確認
- phpinfoを利用して確認
また、macや一部の環境の場合、php.iniファイルは存在せず、
代替ファイルが存在する場合もありますので、その点についてもメモしておこうと思います。
PHPバージョン
こちらで載せてある確認方法は、以下のバージョンの時点のものです。
・バージョン:PHP 7.3.11 (cli) (built: Feb 29 2020 02:50:36) ( NTS )
確認方法
・コマンドラインから確認
オプション –iniを利用すると、php.iniのファイルパスを確認することができます。
php --ini
赤線の部分に場所が表示されます。
他にも、オプション -iを利用しても確認できます。
php -i
ただ、オプション -iは、php.iniにかかわらず、phpの設定全般を確認できるので、
表示される結果が多行に渡る為、確認しづらいかも知れません。
一部省略....
なので、Linux・Unix系の場合、以下の様にgrepをパイプして実行する方法が分かりやすい様です。
多くのサイトで紹介されています。
・phpinfoを利用して確認
PHP標準実装の関数である、phpinfoを利用することで確認を行えます。
以下の様な内容のPHPファイルを作成して、実行することにより、PHP の設定情報を確認することができます。
<?php phpinfo(INFO_GENERAL); ?>
以下の公式マニュアルの引用の通り、INFO_GENERALを引数に渡せば、php.iniでの場所を確認できますが、
引数なしの場合でも、設定の全容を確認できるので問題ありません。
phpinfo() のオプション 名前(定数) 値 説明 INFO_GENERAL 1 configure オプション、php.ini の場所、ビルド日時、 Web サーバー、オペレーティングシステム等。 INFO_CREDITS 2 PHP クレジット。phpcredits() も参照ください。 INFO_CONFIGURATION 4 ローカルおよびマスタの、現在の PHP ディレクティブの値。 ini_get() も参照ください。 INFO_MODULES 8 ロードされているモジュールと、それぞれの設定。 get_loaded_extensions() も参照ください。 INFO_ENVIRONMENT 16 $_ENV で取得できる環境変数の情報。 INFO_VARIABLES 32 EGPCS(環境変数・GET・POST・クッキー・サーバー変数)から すべての 定義済みの変数を表示します。 INFO_LICENSE 64 PHP ライセンス情報。» ライセンス FAQ も参照ください。 INFO_ALL -1 上記のすべてを表示します。
Configuration File (php.ini) Pathの場所に記載されています。
php.ini 代替ファイル
環境によっては、php.iniファイルが存在せず、別のファイルが存在する場合がある様です。
私の使用しているmacの環境でも、php.iniファイルが存在せず、
代わりに、php.ini.defaultというファイルが存在していました。
確認したところ、PHPの動作は、こちらの設定内容が適応されていました。
以上が、php.iniの確認メモとなります。
php.iniは、デバッグ設定やDB設定なども行う、重要なファイルです。
自分の確認しやすい方法を見つけておくと、良いかも知れません。