今回は、Debianのタイムゾーンを確認して、時刻をJST Tokyoに変更するメモとなります。
時刻合わせの方法は色々ありますが、
ここでの内容は、最初からOS内に用意されているタイムゾーンファイルを合わせる内容です。
バージョン
debian:10.11(buster-slim)
現在の時刻 タイムゾーン確認
幾つか確認方法はありますが、dateコマンドでも確認できます。
date
日時の表示の後、年の前にアルファベットで表記されています。
Debianのバージョンによって異なるかもしれませんが、デフォルトはUTCになっています。
タイムゾーンファイル 確認
現在のローカルタイムゾーンは、/etc/localtimeの内容で確認できます。
stringsコマンドやcatコマンドで確認できます。
cat /etc/localtime
LinuC Linux豆知識 186 「/etc/localtime」ファイル
デフォルトだと、シンボリックリンクを貼っているケースが多いと思いますので、
その場合は、以下の要領で確認できます。
ls -la /etc/localtime
dpkg-reconfigureコマンド タイムゾーン 変更
対話形式で変更したい場合、dpkg-reconfigureコマンドで実行できます。
dpkg-reconfigure tzdata
実行するとまずエリアを聞かれるので選択します。
次に、都市を聞かれるので選択します。Tokyoは79ですね。
タイムゾーンファイル変更
タイムゾーンファイルを変更することでも対応可能です。
/usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyoに、エリアごとのタイムゾーンファイルが用意されています。
目的のファイルの内容に、/etc/localtimeの内容を変更するか、シンボリックリンクを貼ります。
ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
・確認
ls -la /etc/localtime
今回のメモは以上となります。
時刻合わせは公開されているNTPを基準にしたり、
timedatectlコマンドを利用したり色々ありますが、
ローカル開発環境の時刻狂いを直す程度でしたら、
タイムゾーンを合わせれば良いかと思います。