今回は、Bootstrapの導入方法のメモとなります。
基本的には、以下の公式ページのQuick startをご覧頂ければBootstrapを利用頂けると思います。
ただ、オープンソースのcssフレームワーク等を利用した事がない方は、
戸惑う部分があるかと思いますので、導入方法をメモしておきたいと思います。
1. 基本ソースファイル 取得・配置
・基本ソースファイル取得
Bootstrapの公式ページから基本ソースを取得します。
ダウンロードボタンをクリックします。
zipをダウンロードしたらzipファイルを展開します。
基本ソースファイルの内容は、Bootstrapを利用するためのcssファイルとjsファイルが存在します。
Bootstrapに限らず、一般的にminファイルはリリース用の圧縮済みのファイルになります。
・基本ソースファイル配置
展開したファイルをフォルダごと、読み込み元から参照しやすい位置に配置します。
今回は、私のところでは確認しやすい様に、
読み込ませるindex.htmlというファイルと同じ場所に配置してみました。
画像では、全てのファイルを配置していますが、
Bootstrapを動作させるためには、以下のファイルのみの配置で構いません。
・bootstrap.min.css(or bootstrap.css)
・bootstrap.min.js(or bootstrap.js)
2. Bootstrap ソースファイル 読み込み指定
読み込み元のhtmlに、Bootstrapのソース読み込みタグを追記します。
追記内容は、BootstrapCDNに記載されているタグを参考に追記します。
※引用元:Bootstrap はじめに
尚、Bootstrap公式からダウンロードしたzipファイルには、
jquery-X.X.X.slim.min.jsとpopper.min.jsは含まれていないので、
一旦、bootstrap.min.cssとbootstrap.min.jsだけ、配置パスを元にタグ指定します。
<link rel=”stylesheet” href=”配置パス/bootstrap.min.css”>
<script src=”配置パス/bootstrap.min.js”></script>
jquery-X.X.X.slim.min.jsとpopper.min.jsに関しては、
一旦、公開されているCDNを利用する形で、公式のテンプレート通りに指定します。
<head> <!-- Bootstrap base --> <link rel="stylesheet" href="./bootstrap-4.5.0-dist/css/bootstrap.min.css"> <!-- --> </head> <body> <!-- Support module --> <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.5.1.slim.min.js" integrity="sha384-DfXdz2htPH0lsSSs5nCTpuj/zy4C+OGpamoFVy38MVBnE+IbbVYUew+OrCXaRkfj" crossorigin="anonymous"></script> <script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/popper.js@1.16.0/dist/umd/popper.min.js" integrity="sha384-Q6E9RHvbIyZFJoft+2mJbHaEWldlvI9IOYy5n3zV9zzTtmI3UksdQRVvoxMfooAo" crossorigin="anonymous"></script> <!-- Bootstrap base --> <script src="./bootstrap-4.5.0-dist/js/bootstrap.min.js"></script> <!-- --> </body>
※bootstrap.min.cssは、headタグ内に配置します。
※boostrap.min.js、jquery-X.X.X.slim.min.js、popper.min.jsは、
なるべく、bodyタグ内の最後の位置に挿入します。
※boostrap.min.jsをjquery、popper.min.jsの後ろで読み込まないとエラーになります。
そして、Bootstrap挙動確認用に、以下のタグを入れておこうと思います。
<!-- Bootstrap 動作確認用タグ --> <div class="alert alert-primary" role="alert"> A simple primary alert—check it out! </div> <!-- -->
※全体ソース
<html> <head> <title>index.html</title> <!-- Bootstrap base --> <link rel="stylesheet" href="./bootstrap-4.5.0-dist/css/bootstrap.min.css"> <!-- --> </head> <body> <div>DIR:/Users/practice_tmp/test</div> <!-- Bootstrap 動作確認用タグ --> <div class="alert alert-primary" role="alert"> A simple primary alert—check it out! </div> <!-- --> <!-- Support module --> <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.5.1.slim.min.js" integrity="sha384-DfXdz2htPH0lsSSs5nCTpuj/zy4C+OGpamoFVy38MVBnE+IbbVYUew+OrCXaRkfj" crossorigin="anonymous"></script> <script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/popper.js@1.16.0/dist/umd/popper.min.js" integrity="sha384-Q6E9RHvbIyZFJoft+2mJbHaEWldlvI9IOYy5n3zV9zzTtmI3UksdQRVvoxMfooAo" crossorigin="anonymous"></script> <!-- Bootstrap base --> <script src="./bootstrap-4.5.0-dist/js/bootstrap.min.js"></script> <!-- --> </body> </html>
この状態で、テスト用のindex.htmlファイルをブラウザで表示させて確認してみます。
公式のサンプルの様に表示されていれば、問題なく読み込まれています。
https://getbootstrap.jp/docs/4.5/components/alerts/
3. jQuery Popper.js 取得・配置
Bootstrapの幾つかのコンポーネントは、jQueryやPopper.jsというライブラリを動作に必要としています。
これら2点は、Bootstrap公式で配布されているzipには含まれていません。
ローカルに実体を配置して利用するには、それぞれ取得する必要があります。
一番手っ取り早く取得する方法は、ブラウザでURLにアクセスして、コピーファイルする方法かもしれません。
アクセスするとJavaScriptファイルの内容が表示されますので、
ctrl + a キーなどで全選択、ctrl + c コピー等を行うと簡単にjsファイルを作成できます。
ローカルに実体を配置して確認する場合、パスの指定を更新します。
今回のメモ内容は以上となります。
Bootstrapは、実装方法にそれなりに癖もありますが、
レスポンシブ対応やグリッドレイアウトなど、基本的なcss要件を満たしており、
実際の案件でもよく使われているcssフレームワークです。
公式ドキュメントもよくまとまっていますので、
cssフレームワークを検討している方は、参考に頂ければと思います。
急にすいません。ダウンロードボタンの隣にある、はじめるというボタンを押しても何も影響?というかダウンロードされたりとかはされてないんですかね?はじめるのボタンはただの説明だけですか?見てもあまり分からず…
コメントありがとうございます。
はい、そうです。
はじめるボタンを押しますと、
利用方法の説明ページに移動するだけで特に何も起きません。
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以下、蛇足かもしれませんが捕捉させて頂きます。
bootstrapなどオープソースのcss/javascriptフレームワークを利用する方法は、
主に以下2つとなります。
1、bootstrapのプログラムなどソース実体を、手元にダウンロードして利用する
※手元にダウンロードするので、bootstrapの公開が終了しても利用を続けられる。(当然、手元のダウンロードした実体は更新はされない)
2、手元に実体をダウンロードせずに、公開されているbootstrapのプログラムを、htmlのタグで直接指定して読み込んで利用する
※手元にダウンロードしていないので、bootstrapの公開が終了したら即利用できなくなる。
こちらのブログの内容は、1の方法のメモとなります。
>1、bootstrapのプログラムなどソース実体を、手元にダウンロードして利用する
手元にダウンロードせずに、軽く試すのみでしたら、
はじめるページの通りにhtmlファイルを作成することでお試し頂けると思います。
分かりました!
ありがとうございますm(_ _)m