Windowsで作業を行なっていると、あまり意識をする必要はありませんが、
unix系のOSで作業をしていると、
ユーザーを切り替えて作業を行うと、権限の問題にぶつかる事が多々あります。
ツールを使用していると、ツールの実行ユーザーの兼ね合いもあり、
権限やオーナーを意識せずに、ファイル内容の更新を行えたりするのですが、
ツールによっては、権限の問題でファイルの更新をできない場合があります。
MacにインストールされたPyCharmで作業を行なっていたら、
権限の問題でファイルの内容を変更できない問題が発生したので、
メモしておこうと思います。
トラブル内容
Djangoのプロジェクトを作成して、
その作成したプロジェクトをPyCharmで開き、settings.pyの内容を更新しようとしたところ、
以下のメッセージが表示されて、保存する事が出来ませんでした。
ファイルの権限を調整しないと修正できないようです。
lsコマンドで、ファイルの権限を確認したところ、
確かにReadOnlyになっていました。
○参考
・GNU man 27.2.1 許可属性の設定 日本語翻訳版
・LinuCイージス Linux – File Permission
一番初めの部分が、rw(読み取り書き込み可)になっていますが、
オーナーと実行者が異なるため、適用される権限がr(読み取りのみ可)になっていて、
内容の更新を行えないようです。
対応方法
chmodコマンドを利用して、権限を調整します。
chmod 777 ファイル名 等を実行すると、全ユーザー全アクセス可能になります。
権限を調整後、ファイルの修正を試みると、
問題なく、修正を行う事が出来ました。
あまり、権限を全て解放するのは良くないと思いますが、
演習などで手早く確認したい時には、一時的に解放した方が楽かもしれません。
以上となります。
Linuxに慣れていれば、そこまでハマる内容ではないと思いますが、
慣れない人は、一苦労かと思います。
また、ツールによって、発生する場合としない場合がありますので、
発生するものは、逐一権限を調整する必要があると思います。
同じような形で対応できると思います。